精神保健福祉

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わが国に生まれた不幸を重ねないために
――精神障害者施策の問題点と改革への道しるべ
藤井克徳・田中秀樹著

A5判・168頁 ISBN4−89491−079−9 C3036 ¥1600E 2004年6月刊 定価1680円(税込)

世界の孤児となった日本。30年の遅れの原因とその改革にメスを入れる

日本はなぜ世界からとり残されたのか? 日本の精神科医療と精神障害者福祉が30年も遅れてしまったその原因と改革の方向性を示す。

第1部 欧米から30年遅れをとった精神障害者施策
    ――社会的入院問題の解消をめざして
【主な内容】精神障害者をめぐる基本問題/好機逃し続けてきた精神障害者施策/社会的入院問題の本質とその背景/社会的入院問題解消へ向けての基本視点/精神障害者の人権と福祉をめぐる10の政策課題ほか

第2部 つなぎあい、協同しあう福祉へ
    ――後進地域・和歌山県における麦の郷の実践          
【主な内容】多様化した事業は「人間」をテーマに相互に関連し協力し合う/六畳一間の長屋の一室から始まった作業所/最初に付いた作業所への補助金は、年間七〇万円/日本で一番遅れていた和歌山県の精神科医療/公立の精神科病院の運動場には鉄条網が/全国初の精神障害者の福祉工場/就労支援から地域支援・生活支援へ/反対運動が一転して支援の運動に/ひきこもり青年を支援する共同作業所「エルシティオ」ほか



新・てんかんと私 − ひびけ、とどけ! 34人の声

社団法人 日本てんかん協会 編

執筆者紹介[執筆順]
秋元波留夫  鶴井 啓司  千葉 禎子  宇野 浩司  大西八重子  金子 敏子  佐藤かおる  下川 悦治
黒田チズ子  栗田三枝子  重田 美幸  芳野アサ子  岡田 則子  北村 恵子  榊原真智子  山本まち子
山本 佳代  林   茂    粟屋  豊  小倉 義昭  小島 浩美  柄沢 和位  柴尾眞由美  成宮 正彦
緒方 惟淳  藤本 美咲  星野  直  高橋  彬  桐山みゆき  重松 歳一  青蛛@智夫  持山  馨
秋山 美香  澤井 祐治  遠藤安紀子  柴原  清  大西八重子  城口 朝雄  渡辺 千絵  伊東 清美
河野 暢明  田中 明美  福井 典子  久保田英幹
A5判・並製 240頁 ISBN4-89491-071−3 C0036 2004年5月発行 定価2100円(本体 2000円+税 5%)
てんかん運動30周年記念出版

約20年ぶりに出版された当事者の手記

もっと明るく強く、そして楽しく生きるために
21世紀を人権が真に保障される希望にみちた時代にしていくために

(「刊行に寄せて−−財団法人日本精神衛生会会長 秋元波留夫」より)
この本の手記はいずれも筆者自身の切実な体験に基づいており、教科書的
な記述とは異なった、もっと迫力のある「てんかんとは何か」を教える、
すぐれた教師のようにわたしには思われます。……わたしはこの本を読み
終えて、いままで気づかなかったさまざまな大切なことを教えられました。
この本が波の会の会員の皆さんはもとより、およそ百万といわれるてんか
んのある人たちとその家族の方々のてんかんとともに生きる支えとなり、
勇気づける心の糧となることを願って、刊行に寄せる言葉とします。

   もくじ  出版にあたって  あとがき



子どもの虐待と母子・精神保健

   ――虐待問題にとりくむ人のための「覚え書き」    鷲山拓男(精神科医)著

A5判・並製・80頁 ISBN4-89491-063−2 C3036 2004年1月29日刊 定価840円(本体800円+税5%)


保健所の嘱託精神科医が地域での実践をもとに書き下ろしたテキスト

子どもの虐待問題をどうとらえるか。育児不安をはじめ、孤立する母親の育児支援と虐待の防止をどう解決するか。育児健診での保健所の役割と虐待防止のネットワークづくりをわかりやすく解説

   目  次   すいせんの言葉

        ◎品切れ

 


こころの病と生きる ─体験者からの11のメッセージ

若林 菊雄 編

A5判・並製 144 ISBN4-89491-061-6 C3036 \1300E 2003年12月 定価(本体1,300円+税)

体験者にしか
話せないことがある……。
体験者にしか
分からないことがある……。

精神の病や障害がある人たちが、病院・保健所・家族会・ボランティア団体・看護学校・大学などで語ってきた体験者ならではの思いと社会へのメッセージを収録

発刊にあたって   あとがき   もくじより


<推薦のことば>
社会の共通理解の一助に
 日本精神障害者リハビリテーション学会名誉会長 
 元(財)全国精神障害者家族会連合会保健福祉研究所所長……岡上和雄
体験の伝達、手記の果たす役割
       国立精神・神経センター国府台病院院長  ……… 樋口 輝彦


  
おもな内容

・僕の幻聴体験
・精神障がい者の自立
・だれかにはなしたくて
・デイケアを利用して ――人とのふれあいを通じて
・体験者からのささやかな伝言
・私たちの障害と自立
・はじめの一歩 ――子どもが一人暮らしにチャレンジして
・はじめての講演会 ――仲間と共に自立に向けて
・分裂病という生き方
・ホームヘルパーさんに「してほしいこと」
・私たちの心の病気と障害について ――私の家族愛
・こころの病気や障害と私たちのねがい ――精神保健福祉士をめざす方へ



精神障害者と家族のための
生活・医療・福祉制度のすべてQ&A 第6版
森谷康文・杉本豊和・ゆうゆう編集部・編

B5判・並製・248頁 ISBN4−89491−082−9 C0036 2005年2月刊 定価2100円(本体2000円+税)


90年の初版から6回の改訂を重ね、2万5千人の読者に活用されてきた、障害者の地域生活に欠かせないロングセラー

精神障害のある人たちの福祉制度をはじめ、生活、医療、就労、住居、自立など、すべての面にわたって、その利用と活用の仕方をわかりやすくQ&A方式で利用者本位に解説した決定版

1、「精神障害者保健福祉手帳」で利用できる制度(保健福祉手帳の交付を受けて、福祉サービスを拡大しよう)
2、生活を支えるための制度(暮らしの最低限度を保障する生活保護制度・障害者の暮らしを支える障害年金・もらってますか、障害者の諸手当・親亡きあとの生活を保障する扶養共済)
3、税金を安くする制度(税金の控除と預貯金の非課税・自動車税を減税する)
4、医療費を助成する制度(精神科の医療費を助成する公費負担制度・国民健康保険の保険料と一部負担金の減免・医療費が多くなった時の高額療養費制度・高齢者になったときの老人医療費制度)

5、就職するための準備と援助制度(就職の準備をする前に知っておくこと・就職のときの必需品「履歴書」の書き方・安心して働く練習ができるところ・本格的に、「企業の中で働く練習」をする・本格的な就職の相談や仕事さがし)
6、病気で仕事ができないときの保障制度(仕事を休んで療養するときの傷病手当金・仕事を失ったときの失業給付・仕事中の病気やケガを補償する労災保険)
7、借金やお金、買物などで困ったときの制度(買物、契約を取り消す消費者契約法とクーリングオフ制度・借金が返せないときの自己破産制度や個人民事再生法・低金利で借りられる生活福祉資金)
8、財産を保護したり、日常生活の権利を擁護する制度(障害者の財産や権利を守る成年後見制度と権利擁護事業・遺産相続・財産保護をどうするか)
9、地域生活と自立のための制度(生活の質をとり戻すデイケア・あなたの暮らしを地域で支援する生活支援センター・地域生活の拠点、地域共同作業所・精神保健福祉法に定められた社会復帰施設・在宅生活を支えるホームヘルパー)
10、住む場所を確保するための制度(生活の場としてのグループホーム・アパート契約と立ち退き問題)
11、病院・公的機関の利用の仕方(病院・診療所の違いと利用の仕方・いい病院・診療所の選び方・精神病院に入院する際に知っておきたいこと・いざというときの精神科救急医療は・利用できる公立リハビリテーション施設・保健所、精神保健福祉センターの利用の仕方)
12、当事者の組織や団体について(共通の願いをかなえる障害者組織・家族会)

思いの丈

   三田 晴彦 著

四六判・上製296頁 ISBN4-89491-055-1 C0093 2003年4月28日 定価(本体1,500円+税)

統合失調症からの再起を活写する
著者は精神疾患にかかった家族(父と妹)を目の当たりに見ながら、自らも統合失調症(精神分裂病)を発病し、退職、入院、退院という経過を体験する。小説『思いの丈』は、自らの体験に基づいて書かれているだけに、精神病の病魔に冒されながらひたむきに生きた青春期の心模様がリアルに描かれている。とくに統合失調症の発病がどのようなに起こり、どんな風に入院生活が送られていったか、友人たちや周囲の患者たちはどうなったか、そして登場人物のそれぞれの心理描写が克明に活写されている。家族や社会に失望しながらも再起をめざして主人公・達也が必死に生きていく――感動のドキュメンタリー<私>小説である。




■主要目次
プロローグ
 [T]
就職
1年目の夏
出版
口論
妄想
悲劇
 [U]
パニック
モニター
病院めぐり
衝撃

規則
救世主

外泊
友達
向日葵
会話
性欲
面談
デート
 [V]
沈黙
アルバイト
電話
キス
 [W]
音楽
秋日
肌合
名曲喫茶
恋人
 [X]

エピローグ

子どもたちの自殺予防
―教師および他の学校関係職員のための方策―

WHO・世界保健機関 編 烝野正雄訳・粥川裕平監訳
愛知県高等学校教職員組合/発行

A5判・並製 26 ISBN4-89491-053-5 2003年3月1日 定価(本体371円+税)

子どもたちを救う自殺予防のためのガイド
 本小冊子は、WHO・世界保健機関の自殺予防特別チームよって自殺予防を率先的に推進するために作成されたもので、世界的規模で自殺予防活動にかかわるすべての団体、組織、個人に呼びかけられた自殺予防のための一連の方策である。日本語版は、愛知県高等学校教職員組合が保健医療機関と専門家と協力して自殺予防に取り組む過程で、この冊子に注目し刊行を実現した。とくに思春期を迎える子どもたちにとっては、自尊心を奪われ個人がいきいきと出来ない息苦しさが横溢する日本の現実社会のなかでは安定した心が保てず、「自殺願望」に駆られることがごく普通の状況でありまれなことではない。そうした子どもたちを救う自殺予防のためのガイドとして、関係部署には必読の冊子である。

【主要目次】
監訳者の言葉
自殺予防の方策
T 自殺問題の過小評価
U 自殺予防の諸要因
V 自殺の危険因子と危険状況
W 苦悩している生徒、自殺の危険性の高い生徒の見分け方
X 自殺の恐れのある生徒の学校での扱い方
Y 自殺予防のための提言の要約
文献
保健医療機関リスト


トンネルをぬけて

 宮田 広子(みやた ひろこ)著

四六判・並製 128頁 ISBN4-89491-033-0 2001年10月10日初版 定価(本体1000円+税)

 

十年のトンネル――。真っ暗な闇の中 どっちを向いて 歩き出せばよいのか!
心の病と障害をもった 息子とともに ただ手を握りあって 夢中で歩き続けた 希望と感動の軌跡

 

     ◎品切れ

大江健三郎氏から
      マリオ・バルガスリョサ氏へ
          未来に向けて─往復書簡より

  事故によって障害をこうむった人間の心理的な発展の過程
                          (上田 敏 博士 文の引用)

    障害者となった直後の「ショック期」の無関心や離人症的な状態。
  心理的な防衛反応として起こってくる、疾病・障害の「否認期」。
  障害が完治することを期待できないと認めざるを得なくなっての怒
  りや恨みにとらえられ、悲しみや抑うつに陥る「混乱期」。
    しかし、障害者は責任感を感じとり、依存から解き放たれて価値
  の転換を目指します。
    「解決への努力期」をへて、「受容期」にいたるのです。彼らは障
  害を自分の個性の一部として受け入れ、社会・家庭のなかに役割 を
   えて、活動することになります。

 この一文に出会ったとき、私は、これを本人の問題であると同時に、まったく当事者をかかえた家族の問題としてうけとめ、その間の約十年にわたる自分の軌跡をまとめてみたいと思うようになりました。

   トンネルをぬけて──序     目 次   あとがき


市町村精神保健福祉業務のすすめ方

  田中英樹著

A5判・並製・縦組み 144頁 定価(本体1429円+税) 2001年6月20日刊行

平成14年度から、精神保健福祉業務が県から市町村に移ります。今後は、市町村でも、精神障害者からの相談業務や、事務手続きなどが行なわれることになり、行政の現場では、その準備や対応に不安が寄せられています。
 本書は、そういう現場の不安やノウハウに答えるものとして、いち早く出版されました。業務構築のイメージや、すすめ方、円滑な実施に向けた体制整備など、役立つ内容を盛り込んだものになっています。


目次
一、いまどうして市町村か
二、法改正点の主な内容と最近の動向
三、これからの全般的な精神保健福祉活動
四、新規の主要な市町村精神保健福祉業務
五、市町村精神保健福祉業務のすすめ方―その基本枠組み
六、市町村の具体的な事業例
七、国や県(保健所・精神保健福祉センター)の役割と市町村支援


キクちゃんのボチボチいこか──世の中楽しいことばかり

菊井俊行著

四六判・並製/232頁 ISBN4-89491-018-7 C3036
2000年11月7日初版 定価(本体1,800円+税)

──精神障害者の生きにくさを知ってほしい。障害のある仲間には無理せずゆっくり生きてほしい。障害があっても豊かに生きられる世の中になってほしい。──

 制度のはざまで障害年金がもらえず無年金障害者の会の活動をしながら、多くの人と出会い、支えあう日々をユーモアたっぷりの温かい語り口でつづる。
 「マインドなら」(奈良県精神障害者作業所連絡協議会機関誌)連載人気エッセイ最新版。

 

目次
■「裸の王様」を見ぬく力  刊行によせて  池末美穂子
 第一部 あの遠い日から
そろそろ自分のことを語ろうか 発病編/そろそろ自分のことを語ろうか 入院編/
優しい言葉をありがとう/あの遠い日からの母との旅/青春のひとかけら/そして鈴木さんとともに/
夢のような四日間/一人暮らし/泣きながら/見たことのない仲間を思って/心がふれあう初公演/
笑われない家族になるために
 第二部 山あり谷あり人生珍道中 
十津川村珍道中記/わが悪き友よ/幸せってなんだっけ/全精連長崎大会珍道中記/
海老原さんと御影ゆき/棄てられた障害者/汗と涙の『わたぼうし音楽祭』序章/嵐の前夜祭/
ありがとう音楽祭/『奈良たんぽぽの会』会長・堀川京子さん物語/
KRY山口放送ラジオCM大賞顛末記/さよなら『ゲンキ』
 第三部 楽しみながら生きていきたい 
遙かなる障害年金/口頭意見陳述/東京大行動/パソコン教室人生模様/
インターネットじとじとサーファー/『全精連北海道大会』旅立ち/郡さんとの再会/
タンロン、君はベイビーだ/さよならべてる/壱陽館の夜は更けて/KANAZAWA日記/トホホ人生
/親が安心して死ねるような文章?/ゆっくり生きてもええやんけ/一〇代の復讐/
私が宗教を嫌いな本当の理由/病をかわす生活術/三八粒の種
 第四部 菊井俊行シナリオ作品 
正しい遠距離恋愛の仕方/映画女優の口説き方/ラブ・シグナル/
■いびつな芋の話  あとがきにかえ

 

精神科研修のための覚え書き

付・精神科開放療法の手引き

中沢 正夫[著]

A5判・並製88頁 ISBN4−89491−014−4 C3047
2000年9月10日 定価(本体1000円+税)

 

みさと協立病院における精神科医療の重責を担う著者によって、本書は研修をスタートさせた医師たちのケース・カンファレンスから経験則やコツを選りすぐり、さらに自らのアドバイスを加えて冊子にまとめたものである。

【主要目次】
はじめに
みさとの治療文化
精神科研修の覚え書き
 見立て(11か条)
 急性期の見方と手だて(9か条)
 盗め(3か条)
 目的のはっきりした入院
 ちょっとしたヒント(13か条)
 補遺(7か条)
<付>精神科開放療法の手引き
 ものの見方考え方
 こんなとき、どうしたらよいか
 

KSブックレットNO.2

精神障害者の未来を拓くために

精神病者監護法制定100周年・精神衛生法制定50周年記念インタビュー

話し手:秋本波留夫 聞き手:藤井克徳
発行:共同作業所全国連絡会

A5判・並製64頁 ISBN4−89491−020−9 C0036 
2000年11月28日発行 定価(本体667円+税)


 

長い歴史の上に築かれた今日の精神障害分野について、共作連顧問の秋本波留夫氏が「未来への回想」という視点から語った長時間インタビューをまとめたブックレット。とくに秋本氏のインタビューは精神障害分野ではこの100年の大きな振幅を重ねきた激動期の数少ない生き証人として「近代精神医療史」の意味合いのある歴史的な発言となっている。
本書は「月刊きょうされんTOMO」の2000年新春企画として発表したものに加筆されたもので平易で読みやすい。医療や保健関係者はもとより、社会福祉や職業リハビリテーションの分野に携わる方々にはぜひ一読してほしい冊子である。


【内容目次】
座敷牢温存で始まった、わが国の精神障害者施策●精神病者の二重の不幸が呉秀三によって鮮明に●監護法と病院法の並走が30年間も●精神的な支柱となった呉秀三との出会●わが国の近代史に見る精神医療の系譜●中世・近世のヨーロッパでは●監禁と鉄鎖からの開放●イギリスでは憩いの家を創設●生き方を決定づけた、古本屋での「新撰精神医学」との出会い●精神病は脳の病気●戦時下で「他殺」に追い込まれた精神病者
●画期的だった金子私案(精神衛生法)の提唱●精神病者慈善救治会は歴史の証人●日本精神衛生会への改称●流れを変えたクロールプ魔人(向精神薬)の登場●退院に漕ぎ着けることはできたものの●共同作業所「あさやけ」との出会い●わが国と欧米諸国との差異●障害定義のあいまいさが施策の遅れの温床に●政治的リーダーシップの欠如が遅れを助長●スキャンダルでしか変化しない法制度●新世紀に持ち越される社会的入院問題●二重の不幸からの脱却を新世紀の初頭に
 

●精神分裂病を正しく理解するために

  -青年を無力にする最大の問題

カナダ ブリティッシュコロンビア州分裂病協会編 粥川裕平監訳、木村哲也訳

A5判ブックレットサイズ・96頁
ISBN4-89491-013-6 C0036
2000年6月10日初版
定価(本体667円+税)

 

 精神分裂病は、100人に1人の割合で発症します。しかも、多くは人生で最も輝かしい青年期に発病し、その若者の人生を台無しにしてしまう大変な病気です。しかし、早期発見、早期治療を行なえば、病状や障害は改善されます。
 問題は、この病気を正しく理解していないため、病気を重くし、本人・家族に不幸と苦しみを背負い込ませてしまうことです。
 本書は、カナダのブリティッシュコロンビア州で普及されている冊子を翻訳したものです。当事者・家族はもちろん、教育の場でも理解できるように、わかりやすく工夫されており、初心者や勉強会にも最適です。

●幽閉
 石山 勲 著

山田太一氏絶賛!!
心の不思議、どうにもならない自分、他者の怖さ、社会の壁の厚さを、このように描いた作品を私は他に知らない。凄い本だ。

四六判・並製 216頁
ISBN4-89491-007-1 C0093 \1800E
2000年3月18日刊
定価(本体1800円+税)

  

精神病院に強制入院させられ、保護室に隔離された主人公が見たものはなにか。患者の心の動きとともに、その目に焼き付いた病院の実態は? スタッフの対応はどう写ったか、閉鎖的な精神病院の実態を迫真のリアリティで描く「福祉・病院関係者必読の書」。

目次  
幽閉 プータロウ日記 “声” 『幽閉』再版によせて 『幽閉』について あとがき

●明るく生きるてんかんの時代

てんかんを考える会5周年記念講演 -「てんかん・21世紀への展望」秋元波留夫
てんかんを考える会編 秋元波留夫ほか著

A5判・並製 64頁
ISBN4-89491-010-1 C3036 \476E
2000年5月25日刊
定価(本体476円+税)

福祉の谷間にあるといわれる「てんかん」の未来を開くために、当事者たちが「てんかんの作業所づくり」に取り組んだ。自分が生きていくこの場所で、てんかんについての正しい理解をひろげていく草の根運動をつくるため、その当事者自身が企画・編集して制作した冊子。

目次
はじめに
刊行によせて
  鈴木勇二 岡本克郎 下川悦治 福井典子
「てんかんを考える会」5周年記念講演会
  開会あいさつとメッセージ
てんかん・21世紀への展望  秋元波留夫
  プロローグ Tてんかんとはどういう病気か Uてんかんの臨床症状 Vてんかんの  診断と治療 Wてんかんリハビリテーション エピローグ
「てんかんを考える会」の取り組み
  発刊によせて<仲間からのことば> てんかんがある人と就労 セルフヘルプ運動の成果を確信して 「てんかんを考える会」のあゆみ
おわりに


半自立の時代

社会の犠牲者としての子どもたち

中沢正夫 著
1999年8月刊
A5判・並製 64頁 定価(本体667円+税)
ISBN4−938631−99−7 C0037

登校拒否、引きこもり、家庭内暴力、少年犯罪事件、オウム真理教などが、今なぜ若者たちに起きるのか、現代社会の子どもたちの心のありようを精神科医が問いかける。

  



目次
子どもの心の発達が、時代とともに、どのように変わってきたか 
子どもたちの心の変化と日本人の個の確立との関係性 
現代の子どもたちの心のありようはどうなっているか 
オウム真理教は、なぜ若者たちをひきつけることができたのか 
仮想現実のテクニックを使っても動かせない、「現実」の三つの錘 
「いま」という時間は永遠に戻ってこない 
人生を生きることは苦しいことが伴う 
衝動を制御するシステムが未熟になった 
人が育つ集団とは、どんな集団をいうか 
人間の脳の機能と回路は、どう発達するのか 
人間というサルが、これまで発展してきた理由 
「普通の子」でいることの辛さと屈辱 
若者は、自分を必要とする対象を求めている 
子どもの養育環境が悪化してしまった三つの要素 
日本的な特徴である家庭内暴力をどう考えるか 
日本ほど「定」が好きな国民はいない 
「健康な心をもった子ども」とは、どんな子? 
子どもを見守ることと、見捨てることは、違う 
近隣社会を再形成することが、豊かな社会をつくるカギ

凹(おう)の時代

精神科医の雑文集

中沢正夫 著 
対談:椎名 誠・木村晋介
・矢口高雄・野末悦子
1989年4月刊
四六判・上製 264頁 定価(本体1456円+税)◎3刷
ISBN4−938631−01−6 C0095

  

巨大な力で、無理やり押しつけられ縮んでいる時代。この「凹の時代」に秘められ押し込められてしまったエネルギーを、中沢流セラピーエッセイが解きほぐす。

   もくじ

男オロオロ、女イライラの時代

精神科医の「結婚・家族・子育て」考

中沢正夫 著
1995年2月刊
四六判・上製 240頁 定価(本体1748円+税)◎2刷
ISBN4−938631−40−7 C0095

  

出会う男性はどうもイマイチと嘆く独身女性。家庭、子育てから逃げる亭主たちにイライラをつのらせる女性たち。この時代、女性たちはどう構えたらいいか。

目次
T 男はますます弱くなる―女がストレスに強いわけ スーパーウーマンへのあえぎ 性を迫らない夫たち
U 診察室からみた現代の女性の心もよう カルテにみる現代母親像
V 母になるための顔づくろい ウィーク・デイのテニスコート 五〇歳からの人生やりなおし メルボルンでの別れ ああ国際家族年
W 極私的「女」論
X <対談>男はオロオロ、女はイライラ−−共生時代への手がかり・中沢正夫/板本洋子

地図は現地ではない

地域精神保健と医療の明日を考える

中沢正夫 著
1991年1月刊
四六判・並製 264頁 定価(本体1359円+税)
ISBN4−938631−06−7 C3047

  

30年以上も前から精神障害者の地域生活をどう支えるかという視点で一貫した取り組みを行なってきた精神科医の論文、講演録などを、時代を追って紹介する。

   もくじ

精神保健と看護のための100か条

中沢正夫 著          ◎品切れ
1993年2月刊
四六判・並製 240頁 定価(本体1650円+税)◎3刷
ISBN4−938631−19−9 C3047

精神障害者のケアや援助をしていく上で大切なことは何か、その基本から、くりかえし学ぶことができる「精神保健福祉や看護の仕事に携わる人たち」必携の書。

精神鑑定

現代こころの事件簿

金澤 彰 著
1994年7月刊
四六判・上製 232頁 定価(本体1748円+税)◎2刷
ISBN4−938631−32−6 C0095

不幸にも引き起こされた精神障害者による「犯罪」。これまで105例に及ぶ鑑定を行なってきた著者が精神鑑定の事情と実態に迫る好評の書。愛媛出版文化賞受賞。

生まれ変わる精神病院

明るく自由に生き生きと

西脇 巽 著
1996年11月刊
四六判・上製 200頁 定価(本体1650円+税)
ISBN4−938631−59−8 C0095

精神病院のイメージは暗く実態は知られていない。明るく・自由で・活気に満ちた精神科医療を展開してきた著者が患者さんとのユニークなとりくみを紹介する。

変革期の精神病院

どうすれば病院改善が進むか    ◎品切れ

ゆうゆう編集部編 氏家憲章 著
1998年3月刊
A5判・並製 128頁 定価(本体1200円+税)
ISBN4−938631−69−5 C3036

変貌する精神病院の何が変わり何が変わっていないか。精神病院の改善が遅れた要因はどこにあるか。その実態を図説で明らかにしながら改善の方向を指し示す。

精神保健「家族教室」

地域精神保健実務実践シリーズ第1巻

◎品切れ

全国精神保健相談員会編、田中英樹ほか著
1992年5月刊
A5判・並製 192頁 定価(本体1748円+税)◎3刷
ISBN4−938631−11−3 C3036

精神障害についての家族の理解度は、障害者本人の治療や回復に大きな影響を及ぼす。相談員会が長年、研究を重ねてきた家族教育の実践をマニュアル化して編集。

保健所デイケア

地域精神保健実務実践シリーズ第2巻

◎品切れ

全国精神保健相談員会編、田中英樹ほか著
1994年2月刊
A5判・並製 232頁 定価(本体2136円+税)◎2刷
ISBN4−938631−29−6 C3036

相談員会編集による実践書。デイケアとは何か、準備段階から始まってプログラムや技法、スタッフの役割、実際の事例とデイケアの今後に至るまでを豊富に掲載。

精神保健相談

地域精神保健実務実践シリーズ第3巻

◎品切れ

全国精神保健相談員会編、田中英樹ほか著
1995年3月刊
A5判・並製 376頁 定価(本体2913円+税)
ISBN4−938631−39−3 C3036

相談・援助機関における日常的な相談業務の方法と課題を、課題別対応と危機対応、疾病別対応や生活相談など、様々な対応の仕方と留意点を実践的に体系化。

地域援助活動

地域精神保健実務実践シリーズ第4巻

全国精神保健相談員会編、田中英樹ほか著
1998年11月刊
A5判・並製 280頁 定価(本体2800円+税)
ISBN4−938631−82−2 C3036

  

地域援助活動に長年携わってきた相談員たちの実践を通した事例が満載。ますます多様性が求められる今日、より充実した活動のための格好の参考書。

刊行によせて 渡嘉敷 暁 
第1章 地域援助活動とは 
 1.はじめに 2.地域援助活動の意義
 3.歴史的展開と到達点 4.現状の問題点と課題
 5.今後の展開方向
 6.ケア・イン・ザ・コミュニティからケア・バイ・ザ・コミュニティへ 
第2章 システムとしての地域援助
 1.地域啓発(健康教育・福祉教育) 2.計画づくり
 3.ケースマネジメント 4.ネットワークづくり 
第3章 社会資源のつくり方・育て方
 1.地域作業所
 2.住居活動(共同住居・グループホーム)
 3.社会復帰施設 4.地域生活支援センター
 5.セルフヘルプ・グループ 6.家族会支援
 7.ボランティア活動の支援
 8.支持組織・協力組織 9.法人設立 
第4章 事例編 
1.市町村保健所:愛媛県大三島町の実践―精神障害者が地域で生活するための援助
2.政令市保健所:神奈川県横浜市の実践―地域作業所支援を中心に
3.県型保健所:新潟県柏崎保健所の実践
4.精神保健福祉センター:東京都中部総合精神保健福祉センターの実践―地域のネットワークづくり・「中部地域際」 
第5章 地域援助の醍醐味と保健所の役割

座談会 石神文子・高木秀・三代浩肆・田中英樹
資料1.障害者プランの概要―ノーマライゼーション7か年戦略
 2.保健所及び市町村における精神保健福祉業務について

全国障害者社会資源マップ

成人期障害者施策と障害者計画推進のために('96年度版)

共同作業所全国連絡会 編
1997年3月刊
A4判・並製 184頁 定価(本体3500円+税)
ISBN4−938631−63−6 C0036

成人期障害者の入所施設、通所施設を、法定施設と法定外施設(作業所など)に区分し、障害別に色分けして全国の市区町村に分布させた日本初のカラーマップ。

意思能力をなくした人々

新しい成年後見制度に向けて

金澤 彰 著
1998年9月刊
四六判・上製 222頁 定価(本体1800円+税)
ISBN4−938631−76−8 C0095

障害ゆえに意志能力をなくし後見的援助を必要とする人々は増えている。禁治産宣告の鑑定事例を通して、患者自身と家族がかかえる問題を浮き彫りにする。

分裂病はどんな病気か

わかりやすい分裂病の話 第1部

遠山照彦 著
1997年11月刊
A5判・並製 128頁 定価(本体1200円+税)
ISBN4−938631−67−9 C3047

専門家はもちろん家族や当事者から「これほど、わかりやすい分裂病の本は初めて」という反響が寄せられた本。最新情報で図表や事例も多く、勉強会にも最適。

分裂病はどう治すのか

わかりやすい分裂病の話 第2部

遠山照彦 著
1998年11月刊
A5判・並製 164頁 定価(本体1200円+税)
ISBN4−938631−84−9 C3036

分裂病に悩む人たちにとって、生きる希望と社会生活に役立つ内容を平易に解説した好評の第1部に続き、第2部はさらに豊富な実践に裏打ちされた最新情報が満載。

やさしさの距離
精神障害とつきあうきょうだいと私たち

東京・川崎・横浜兄弟姉妹の会編
1998年11月刊
A5判・並製 160頁 定価(本体1500円+税)
ISBN4−938631−85−7 C3036

  

親の代わりにはなれないけれど「ほどよい距離」を保ちながら必要なときに助け合っていきたい。そんな思いをもつ兄弟姉妹たちがつづった手記ほか収録。

「兄弟姉妹と兄弟姉妹の会」−序にかえて 池末亨 
第1章 家族の病に出会ったとき 
第2章 きょうだいとの日々の暮らしから 
第3章 「障害」を理解するということ 
第4章 こころ通いあう人との出会い 
第5章 兄弟姉妹の会、そして私たちのこれから 
第6章 東京・川崎・横浜の兄弟姉妹の会の紹介 
「涙は明日に」−「あとがき」に代えて 小沼洋行



     

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