PHNブックレット3
全国保健師活動研究会企画・編集

生活習慣病対策と自治体保健師
― 保健からみた医療制度「構造改革」と健康問題

篠崎 次男 著


【著者紹介】
篠崎 次男(しのざき つぐお)
 1934年生まれ。日本高齢者運動連絡会
 元 立命館大学教授
 元 日本生活協同組合連合会医療部会事務局長
 ◇主な著書
 『「構造改革」と健康増進法』萌文社
 『「健康自己責任論』と公衆衛生行政の責任』自治体研究社
 『後期高齢者医療制度〜その狙い・内容・運動のためのボイント〜』日本生協連医療部会
 『家族みんなの健康チェック』(編著)旬法社ほか



【目次より】

〈特定健診・特定保健指導の開始にあたって〉

T.はじめに

U.2006年の医療制度構造改革とは

 1)「医療制度構造改革試案」の概要 
 2)「試案・概要」だが正式な政策
 3)「試案」がいう生活習慣病対策とは
  @骨太方針の具体化/A「改革」の基本方向/B適正化の方法
 4)医療費適正化のための健診・保健指導とは
  @岡島敦子氏/A宮島俊彦氏/B中島誠氏
 5)中期的医療費適正化策について

V.医療制度構造改革は1983年から
 1)病気の治療と健康は自己責任で
 2)社会保障は相互扶助組織
 3)公衆衛生体制の相次ぐ後退

W.特定健診をめぐる問題点の数々
 1)期間と対象が限定された予防活動
 2)「個」を対象とする問題
  @「健康日本21」運動の失敗/A健康が目的化/B中間評価……歯の健康以外全部後退/Cあなたが悪い……勧告のための健診/D検査項目の削減も問題/E診断基準も曖昧です/F個別指導では健康にならない

X.生活習慣病対策と医療などへの影響
 1)日常診療との関係
 2)医療事業に与える影響
 3)社会保障運動への影響
  @負担増は限界を越えている/A分かりにくい/B12の法律/C健康が前面にでてきていること

Y.公衆衛生体制の後退
 1)機構改革のひろがり
 2)保健師の分散配置・よその予算での仕事
 3)2008年度以降の各種保健事業について
  @2008年度からの変化/A自主性が問われている
 4)特定保健指導をめぐって
  @国保からみれば外注/Aコスト高の特定保健指導/B保健師の評価と自己責任

Z.「21」運動から学ぶべきこと
 1)国保ヘルスアップモデル事業
 2)医療保険者の保健事業についての指針

[.厚生労働省の保健指導室の態度

\.自治体の保健指導にもとめられるもの
 1)「良い医療」を貫く
 2)保健活動と日常診療との提携
 3)保健活動の強化
 4)自主サークルを増やす
 5)社会保障運動について

].地域に密着し具体性のある活動を
 1)生活習慣病予防に役立つ学習・保健活動のための行動を
 2)知識の提供型から生活改善・実践型保健講座への改革のための活動を
 3)地域まるごと健康づくりのための配慮も

]T.おわりに

戻る