こども環境学研究 Vol.4 No.1
[特集]こども・まち・おとな -キッカケの扉を開こう-
こども環境学会・編集
A4判・並製・152頁
ISBN978-4-89491-150-5 C3036
2007年4月26日発行
定価2,500円(本体2,381円+税)
【主要目次】
大会に向けて こども環境学会会長仙田満
開催にあたって 大会実行委員長松本直司
◆大会プログラム
基調講演<仙田満、松本直司>
K1国際シンポジウム こどもの成長の場とは
<木下勇、織田正昭、ティム・ギル、カレン・マロン、キャサリン・ハートゥング、汐見稔幸、仙田満、福岡孝純>
K2国際パネルディスカッション 世界のこどもたち・日本での生活
<北川啓介、榎本早菜絵、井村美穂、赤堀直子、崔建新、陳君橋>
S1市民公開シンポジウム お医者さんへは、早く、上手に連れていってね
<宮治眞、加藤憲、石川達也、吉田京、安藤明夫、寺本博子、判治康彦>
S2市民公開シンポジウム こどもと色彩
<吉田順子、奥美佐子、有賀韶子、三輪哲、吉田真澄、藤田陽子>
S3シンポジウム プレイフル・サンドアートと親子
<清水將之、笠間浩幸、河原啓二、梶木典子>
S4シンポジウム 子どもの心にぽっと希望の光をともす工夫
<舟橋厚、西脇ちひろ、慶野裕美、竹沢大史、幸順子、石井守>
P1パネルディスカッション こどもと安全
<建部謙治、高井智代、青山亜由美、直井英雄、西田佳史>
P2パネルディスカッション こどもの建築、まち学習
<鈴木賢一、吉川代助、鈴木明、杉野みどり、寺本潔>
W1市民公開学生ワークショップ こどもの遊びと環境
<小林三太郎、安田勝雄、川口達也、松井寛子、ソヘミン、姜延達、中島亜美、浜田真弓>
W2ワークショップ こどもを取り巻く環境変化とこども条例
<島田隆道、山縣文治、寺本潔、白石淑江、奥田陸子、海野稔博>
第3回こども環境学会賞発表
ポスターセッション
【大会に向けて】 こども環境学会会長 仙田 満
こども環境学会会長の仙田満でございます。こども環境学会東海の開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。こども環境学会は2004年に設立され、今年満4年を迎えます。こどもの問題の総合的、学術的解決を目指して、教育学、保育学、心理学、小児医科学、体育学、児童精神学、社会学、建築学、都市計画学、造園学等、多様な学問領域の研究活動分野の方々が結集してつくられました。現在約900名の会員を擁する団体となりました。その活動は研究論文、共同研究、各種委員会活動、学会賞等の顕賞活動等多岐に渡り、本年より資格制度も開始したところであります。地道に着実に社会に対しても発信しているところであり、本学会の活動が認知されつつあり、展開がなされていることを会長としても大変うれしく思っているところであります。会員の皆様の大きな活動成果であると思われます。
大会もすでに5回目を数えております。第1回、第2回は東京・田町の建築会館で開かれました。第1回の大会テーマは「都市化の中のこどもたち」、第2回の大会テーマは「こどもの安全と健康のための環境」です。第3回は兵庫県西宮市で開かれ「こどもと自然」というテーマでした。第4回は昨年横浜で開かれ、「こども・まち・おとな」というタイトルでコミュニティーを中心に議論されました。大会には約500名の参加があり、会員のみならず多くの一般市民の方々の参加もありました。今回は東海地方ということで愛知県児童総合センターと名古屋工業大学を中心に開催されます。今回は愛知県、名古屋市、愛知県医師会などとの共催を予定しております。医療機関や自治体のこども関係行政の問題を含めて幅広く議論がなされることを期待いたします。日本のこども達の成育環境は年々厳しさを増しております。こどもの問題は日本の将来に関わる重要な問題であるにも関わらず、まだ国家的な重要課題と十分に認識されていないのではないかと感じています。一つに政府をはじめ行政機構が縦割りであり、こどもの問題のように総合的課題に対して極めて弱い体質を持っているからです。しかし最近「こども部」のような形で行政の中にも総合化の動きが出てきています。また市民の側には国内で1万とも2万とも言われるこども関連のNPO法人があります。それらの活動を学術的に支援するためにもこども環境学会がより多くの活動を目指さねばなりません。今回の大会はその運動を起こす節目の大会になることを期待いたします。
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