著者プロフィール

中山 康夫(なかやま やすお)

 1951年静岡県藤枝市出身。野あそびのプロ集団「ろぜっとわーくす」代表。四恩学園ナザレ幼稚園野外活動研究所「森の幼稚園」所長(横浜市)。大学卒業後(1975年)、こどもの国協会に入職。キャンプなど子どもたちの野外あそびや工作、各種イベントの立案、運営する。野あそびのプロ集団「ろぜっとわーくす」を設立(2002年5月)しフリーとなった以後は、全国の小学校、幼稚園、保育園、児童館、学童保育所、子ども会などで、子どもたちの自然ふれあい活動の実践や講演会、指導者の研修会をはじめ、環境劇やフィールドファンタジー(自然を題材にした参加型野外劇)などを精力的に取り組んでいる。
主な著書に『木のしあわせ』『野あそびいっぱい植物編』(萌文社)、『自然はあそびがいっぱい』(全国児童館連合会編)のほかに雑誌等に自然観察・野あそびの執筆連載を行っている。
連絡先 E-mail:ys-nakayama@jcom.home.ne.jp
HP:http://www.vegasprings.com/rosetteworks/

宮下 健一(みやした けんいち)

1972年生まれ。子ども時代は千葉県で過ごす。1996年に東京農工大学農学部卒。現在、横浜市青葉区にあるこどもの国の職員。イベントを担当し、子どもたちや親子で楽しめる野あそび体験会や観察会などを開催。身近な自然の生き物の写真を撮ることをライフワークとしている。
        
藤原 道子(ふじはら みちこ)

 1958年生まれ。千葉県佐倉市在住。イラストレーター。1979年安曇市にて保育園勤務。1985年主婦の友社「アトリエ太陽の子」で子どもの絵画指導に携わる。現在は佐倉市の図書館や公民館を中心に絵本の読み聞かせをする一方で、創作童話にも意欲的に取り組んでいる。
 主な作品は『お話とあそぼう』『もっとお話とあそぼう』『むかし話ワールドへようこそ!』(いずれも末吉正子著、一声社刊)、『クラス担任のたっぷり外遊びBEST31』(グループこんぺいと編著、黎明書房)、『野あそびいっぱい植物編』(萌文社)のイラストを担当している。

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紹介記事・推薦

自然と子どもとの関係を深く洞察

これまでは無味乾燥な数字の羅列から偶然性に出会うしかない、あのありふれたビンゴゲームと、新たに刊行されてもあまり変わり映えしなかった野遊び本とが融合合体してしまい、とてもユニークな類書を見ない本です。自然の中でおもいきり遊んだら、このビンゴ野遊びゲームなんかでいっぶくすると、自然をさらに身近に感じられる相乗効果があるように思いました。発想が斬新というばかりではなく、自然と子どもとの関係を深く洞察して、交わって体験してきた中山さんや宮下さんらにしか創れない本だと思いました。藤原さんのイラスト表現も抜群で、自然の生き物たちを蠢かしているようで驚嘆しました。いますぐ紙の頁から虫たちが這い出てきそうなのです。
                                         上平泰博(東京都品川区児童館職員)


自然を観察し、発見するきっかけを提供

手持ちカードのマス目を、いち早く縦・横・斜めの一列そろえると勝ち、のビンゴゲーム。これを自然あそびの中に取り入れた野あそびビンゴ本です。でも競争はしません。のんびり、ゆったりと自然を観察し、発見するきっかけを提供してくれます。
「葉っぱのカタチ」「野の花」など紹介されるビンゴは74種類にも。「においさがし」「たべたら」などの“感覚ビンゴ”は、自然を体験しながらマスをチェックしていきます。「海辺の落とし物」「魚屋さん」などの“場面ビンゴ”では、自然と人間のかかわりに気づくことができるでしょう。ビンゴの遊び方についても、14種類のバリエーションを提案。一冊あれば365日楽しむことができます。画像CD付き。
                                         2007年6月30日「しんぶん・赤旗」

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目 次

口  絵

いつでもどこでもビンゴ ……1
いろんな色見ーつけたビンゴ ……2
葉っぱのかたちビンゴ ……3
野の花ビンゴ ……4
虫の顔ビンゴ ……5
木の実ビンゴ ……6
水辺の野鳥ビンゴ ……7
海の磯ビンゴ ……8
川や池の生き物ビンゴ ……9
まちの野鳥ビンゴ ……10
雨の日ビンゴ ……11
お花屋さんビンゴ ……12
八百屋さんビンゴ ……13
キノコのビンゴ ……14
生き物の巣ビンゴ ……15
虫のかくれんぼビンゴ ……16

は じ め に

野あそびビンゴのあそび方 ……17
もくじ ……19

T か ん か く ビ ン ゴ

自然の形ビンゴ(初級) ……21
自然の形ビンゴ(上級) ……22
音さがしビンゴ ……23
においさがしビンゴ ……24
てざわりビンゴ ……25
食べたらビンゴ ……26
フィーリングビンゴ ……27
半分ビンゴ ……28
数字に見えるものビンゴ ……29
○○もどきビンゴ ……30

U き せ つ ビ ン ゴ

葉っぱや花のあそびビンゴ ……31
たんぽぽビンゴ ……32
道草くってビンゴ ……33
虫虫ビンゴ(初級) ……34
虫虫ビンゴ(上級) ……35
樹液に集まる虫ビンゴ ……36
落ち葉ビンゴ ……37
ひっつき虫ビンゴ ……38
どんぐりあそびビンゴ ……39
雪のビンゴ ……40
森の宝さがしビンゴ ……41
冬の芽ビンゴ ……42
クリスマ


V ば め ん ビ ン ゴ

海辺の落し物ビンゴ ……44
河原のビンゴ ……45
林のビンゴ ……46
野原のビンゴ ……47
街中のビンゴ ……48
動物園ビンゴ ……49
水族館ビンゴ ……50
魚屋さんビンゴ ……51
夜の自然ビンゴ ……52
ねっころがったらビンゴ ……53
雨風に歩いてビンゴ ……54
バスの中から見えるものビンゴ ……55
お山のハイキングビンゴ ……56
プールそうじビンゴ ……57
公園のゴミ拾いビンゴ ……58

W テ ー マ ビ ン ゴ

木のビンゴ ……59
石ころビンゴ ……60
影ビンゴ ……61
いろんな雲ビンゴ ……62
カラスの生態ビンゴ ……63
アリの生態ビンゴ ……64
野鳥さがしビンゴ ……65
しあわせのクローバービンゴ ……66
てんとうむしビンゴ ……67
土の中ビンゴ ……68
ミクロビンゴ ……69
長さビンゴ ……70
ひらがな頭文字ビンゴ ……71
49マスビンゴ ……72
81マスビンゴ ……73
121マスビンゴ ……74
自然のドラマビンゴ ……75
危険な生き物ビンゴ ……76

X メ ッ セ ー ジ

自然だいすきビンゴ ……77
メッセージビンゴ ……78

 


Y バ リ エ ー シ ョ ン

くじ引きビンゴ ……80
組み合わせビンゴ ……81
王様(女王様)ビンゴ ……82
立体ビンゴ ……83
ポケットビンゴ ……84
壁飾りビンゴ ……85
切り貼りビンゴ ……86
スタンプビンゴ ……87
いろんな色見ーつけたビンゴ
 (壁飾りバージョン) ……88
写真ビンゴ ……89
ブラックボックスビンゴ ……90
音で集めるビンゴ ……91
グループ対抗/同じもの集めビンゴ ……92
グループ対抗/自然物集めビンゴ ……93

あとがき ……94

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はじめに

「ビンゴで野あそび」のあそび方

<はじめに>
 この本は身近な自然と親しみ楽しくふれあうために、皆さんの大好きな「ビンゴ」を取り入れてゲーム感覚で野あそびの醍醐味を味わえるようにつくりました。   また、幼児から大人まで「いつでも、どこでも、だれとでも」あらゆる場面で幅広く楽しめるように、日本のさまざまな自然をビンゴあそびに凝縮したものであり、これまで出会うことがなかった日本初のオリジナル本です。
 70種類のビンゴと15種類のバリエーションの中から、それぞれの地域、環境、対象に合ったビンゴを選び、楽しむことができます。
 「野あそびビンゴ」を通して、身近な自然に気づき、親しみ、知り、自然を大切にする心が育まれればいいなぁと願っています。

ビンゴの概要
【感覚ビンゴ】
 10種類のビンゴは、体の持つ感覚(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)に加え、第六感やフィーリングを最大限に駆使して、多くの皆さんが忘れかけている自然の多様性を、体験を通して気づくことができます。
【季節ビンゴ】
 12種類のビンゴは、「春夏秋冬」それぞれの季節に合わせ、季節の象徴的な自然を取り入れています。季節ビンゴあそびを通して、日本の四季の移り変わりに気づくことができるようにつくってあります。
【場面ビンゴ】
 日本は海、川、林、森、野原、街などの多様な自然環境に恵まれています。14種類のビンゴは、これらの自然環境に加え、動物園やお店屋さんなどの人間が作り出したあそびや生活環境の場面で、自然や人間の営みに気づくようにつくってあります。
【テーマビンゴ】
 自然にはそれぞれの多様なドラマが満ちあふれています。16種類のビンゴは、ふだん気づくことのないような自然界の個々の営みにスポットをあて、「じっと見る」ことをテーマにしてつくってあります。「こだわりビンゴ」と言い換えてもいいでしょう。

あそび方
 この本には9マス、16マス、25マスのビンゴが掲載されています。また特例として、49マス、81マス、121マスのビンゴもあります。野あそびビンゴのルールは、それぞれのマスの中に書かれたり、描かれているものを探せたら、マスの中の枠内に○やレ点のチェックをしていきます。縦、横、斜めにチェックが揃えばビンゴ(あがり)になります。ただし野あそびビンゴでは、ダブルビンゴ、トリプルビンゴ、さらに満点ビンゴを目指してあそびましょう。
 枠の真ん中に「えがお」とあるのは、ビンゴでいう「フリー」で、最初からチェック をすることができます。野あそびビンゴで大切にしたいことは、「分かち合い」です。自然の中でビンゴあそびをした後は、感想を皆さんで伝え合うようにしましょう。分かち合いを通して、自然に気づくばかりでなく、人と人との理解、信頼がきっと生まれてきます。

野あそびビンゴの留意点
 ○自然を大切にしましょう。生きている自然はむやみに採取しないようにしましょう。とくに珍しいもの、稀少なものの採取はしないようにしましょう。普通に数多くあるものは「いただきます」とことわって採らせていただく気持ちを持ちましょう。
 ○虫や魚などの生き物はあそびが終わったら元に居た場所に逃がしてあげましょう。飼育したい場合には、餌や成育環境を知ったうえで飼育するようにしましょう。
○あそびの指導者はフィールドを事前によく調査するようにしましょう。とくに危険な生物や危険な箇所がないかどうかを、地域に詳しい方に聞いてみるといいでしょう。 
○野あそびでは「来た時よりも美しく」が大切です。ゴミは捨てずに持ち帰りましょう。また楽しませていただいたフィールドに感謝を込めて、清掃して帰るようにしましょう。
 ○野あそびビンゴはビンゴの点数を競うことに重点を置かないでください。順位、優劣はつけないでください。尊大な自然は誰にでも平等に接してくれます。指導者は個々の豊かな感性で自然に気づいたことを評価してほしいと思います。勝ち負けよりも、一人ひとりが自然にふれて感じ取ったことを大切にしましょう。
           [筆者]中山康夫・宮下健一[イラスト]藤原道子より


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