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「こどものまち」で世界が変わる ―日本中に広がるその可能性

kodomosekai  

 

共著 番匠一雅 , 岩室晶子 , 花輪由樹 , 小田奈緒美

 

定価:本体2,200円+税
体裁: A5判・並製、240頁 1.7 x 14.8 x 21 cm
発売: 2024年3月
ISBN : 9784894914107



新刊


豊かな子ども時代を切り拓く「こどものまち」
ドイツのミニ・ミュンヘンに影響を受け、日本でも広がった「こどものまち」は、各地で個性豊かな展開をはじめている。それぞれの地で、その特長を活かしつつ、約20年間で350か所以上の「こどものまち」が誕生した。成り立ちや継続の仕方は違っていても、いつも「子どもの声」があり、社会への参画の兆しが見える。

もくじ

はじめに

第1章 「こどものまち」の広がり
一 「こどものまち」はドイツから始まった
二 コロナ禍の奮闘にみる「ミニ・ミュンヘン」の魅力
三 日本の「こどものまち」のはじまり
四 日本の「こどものまち」の現状 
■コラム1■ 大人に感動を与える「こどものまち」
■コラム2■ 「こどものまち」のエッセンスを取り入れる

第2章 「こどものまち」が変えるもの
一 「ミニヨコハマシティ」の里吉絢佳さんと保護者
  「こどものまち」で体得した「伝える力」
二 「ミニヨコハマシティ」の百崎佑さんと保護者
  「こどものまち」の経験がやりたいことを言語化してくれた
三 「ミニヨコハマシティ」の橋本みなみさんと保護者
  「こどものまち」は自己肯定感を持てるサードプレイス
四 「ミニさくら」の金岡香菜子さんと保護者
  「こどものまち」では大人と子どもの関係は対等
五 千葉市の「こどものまち」の内海菜々花さんと保護者
  本物の千葉市長に子どもの意見を伝える
六 「こどものまち」を多数経験した井出風之介さんと保護者
  「こどものまち」はコミュニティをデザインすること
 ■コラム3■ 「こどものまち」広報部隊としての家庭科の教科書への挑戦
 ■コラム4■ ベルリン「FFZitty(フェッチティ)」

第3章 「こどものまち」のつくりかた
一 ミニヨコハマシティとミニたまゆり
二「ミニヨコハマシティ」は、こうしてできた
  ―How to make minacity(Miniyoko Version)
三「ミニたまゆり」は、こうしてできた
  ―How to make minacity(Minitamayuri Version)
 ■コラム5■ 「こどものまち」の「大人の悩み相談室」でのエピソード

第4章 個性豊かに発展する「こどものまち」
一 立ち上げはさまざまな形の「こどものまち」
二 行政・中学生・PTA……主催者はさまざま
三 「こどものまち」の発展
 ■コラム6■ "世界子ども地域合衆国サミット"が開かれる―全国に広げる「こどものまち」へ
 ■コラム7■ 大人スタッフのトレーニング

第5章 「こどものまち」が未来を変える!
一 実践者が語る「こどものまち」
二 研究者が語る「こどものまち」
おわりに

付録―「こどものまち」参考資料
・ミニたまゆり第1回子ども会議マニュアル
・ミニたまゆり2019 募集チラシ
・ミニヨコハマシティ2023大人スタッフ・マニュアル
・日本の「こどものまち」関連のヒストリー
・日本版「こどものまち」の主催組織とその特徴 (2010版)
・日本版「こどものまち」の主催組織とその特徴 (2020版)
・ドイツ版「こどものまち」の主催組織とその特徴 (2021版)
・ドイツ-日本「こどものまち」特徴の比較

 著者紹介
番匠一雅(ばんしょう かずまさ)
 田園調布学園大学 子ども未来学部 教授。20年前に「こどものまち」に出会い、以降、「こどものまち」の可能性を信じ、実践者・研究者として活動を継続。「かながわ子ども合衆国」「ベトナム社会主義共和国日本文化実践講座ミニフエ」「全国VRこどものまちサミット」「世界こども地域合衆国サミット」を企画・運営。近年は、「こどものまち」を全国に広げるために主催団体の支援や、国・行政へのロビー活動を行っている。
 本書は、私にとって、2008年の『地域で遊んで学ぶ、キャリア教育』に続く、2冊目の「こどものまち」書籍となります。当時は、子どものキャリア教育に焦点を当てて執筆しましたが、本書では、「こどものまち」の可能性をさまざまな事例を踏まえて余すことなく紹介しています。本書を手に取っていただき、子どもへの働きかけに役立ててもらえれば幸いです。

岩室晶子(いわむろ あきこ)
 名古屋出身。愛知芸術大学作曲科中退後、メーザーハウス特待生になり関東へ。音楽制作や演奏活動(クイズヘキサゴンの音楽編曲担当をしていた2008年年間オリコン編曲家ランキング1位)。子育て中にNPO活動に出会い、地域活動多数。NPO法人ミニシティ・プラスの事務局長、NPO法人I Loveつづき理事長、NPO法人都筑文化芸術協会副理事長、日本ナポリタン学会副会長。
 「こどものまち」を実施してきて、もっと深く研究したいと、田園調布学園大学大学院に通い修士論文を書きました。私がやっているのは子育て支援や子ども支援ではないです。子どもを「まち」の中の大切なひとりとして、一緒にまちづくりをする仲間に誘いたいのです。次世代に引き継ぐためにもこの本を出すことは念願でした。ぜひ多くのみなさんに読んで欲しいです。

花輪由樹(はなわ ゆき)
 金沢大学人間社会学域学校教育系家政教育専修准教授。こどものまち研究家。子どもが地域づくり・まちづくりに関わることが、生活者として生きる上でいかに重要であるかという家政学の視点から、「こどものまち」を探っている。これまでドイツのMini-M?nchenには2010年より毎回訪れており、日本の「こどものまち」も累計81ヶ所の調査を行っている。
 いつか「こどものまち」の本を書けたらと願っていましたが、博士論文を書いてから10年後、その夢が叶いました。今回は4人で主に執筆していますが、その背景にはそれぞれが各地で関わっている人々がいて、そういった沢山の想いも集約された本となりました。これからも「こどものまち研究家」として、子どもたちの「おねだり」が叶う「こどものまち」を覗きに、各地に遊びに出向きたいなと思います。

小田奈緒美(おだ なおみ)
 金城学院大学生活環境学部生活マネジメント学科准教授。家庭科と社会科の教員免許を取得後、愛知県内の高校にて非常勤講師をしつつ、大学院で子どものキャリア形成や生活環境を学ぶ。博士課程修了後、椙山女学園大学でユニーや高島屋と協働して購買行動に関する社会実験、愛知教育大学でICTを活用した遠隔授業の効果を研究。就実短期大学以降は、体験型消費者教育イベント「キッズタウン」を岡山、名古屋で主催。
 博士課程を卒業後に研究テーマとして選んだのが「こどものまち」でした。2008年にMini-M?nchenを訪れて以降、ドイツや日本各地の「こどものまち」を視察し、主催者の方の大変さをお聞きする一方で、子どもたちの楽しそうな様子を見るのが楽しみになっています。紹介しきれなかったまちのようすは、データベースにまとめていきたいと思います。
 
 

PHNブックレット23
コロナ禍の健康への影響、子どもの発達、今後の公衆衛生と保健師活動の課題
特集 新型コロナ基礎学習のために
第55回全国保健師活動研究集会報告集

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全国保健師活動研究会 企画・編集 高鳥毛敏雄、森岡慎一郎、近藤克則ほか著

定価:1980円(本体1800+税10%)
体裁:B5版・並製、136頁
発売:2023年11月30日
ISBN:9784894914025

 



新刊 PHN


特集 新型コロナ基礎学習のために
COVID-19 の流行から公衆衛生の到達点をみる~現状分析と将来展望~(高鳥毛敏雄)
基礎から学ぶコロナ罹患後症状(森岡慎一郎)

第55 回全国保健師活動研究集会報告集
基調報告  健康格差社会と公衆衛生の課題(近藤克則)
基礎講座1 改めて(コロナ)感染症を学ぶ(岡部信彦)
基礎講座2 子どもへの虐待や面前DV の問題(鷲山拓男)
基礎講座3 コロナ禍のこころの健康(伊勢田堯)
基礎講座4 新型コロナが及ぼす子どもへの影響(林恵津子)
トーク1 感染症対策と公衆衛生の責務(大橋俊子)
トーク1 感染症対策と公衆衛生の責務(中澤正夫)
トーク1 フロアからの発言
トーク2 【レポート1】保健師、保健所職員の命を守れ
~「保健師、職員増やしてキャンペーン」と「いのち守る33 キャンペーン」~(小松康則)
トーク2 【レポート2】自治体としてのコロナ渦対応と保健所及び保健師の勤務改善の取り組み(山本民子)
トーク2 【講義】過重労働をなくし健康で人間らしく働くために ~労働時間短縮と職場の労働衛生~(佐々木昭三)
コロナ禍の学び合い~新潟のつどい3年間の振り返り~(渡邉郁子)
【レポート】地区活動の実践と研修継続に至るまで~プロセスを踏んだ研修づくりから変わった実践~(小林まり子)

 

 

こどもまちづくりファンド ~ミュンヘンから高知へ

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[編著者] 卯月 盛夫・畠中 洋行
[執筆協力] 高梨 沙帆・土肥 潤也
[編集協力] 高知市

 

定価:本体1,800円+税
体裁 : A5判・並製、184頁
写真/図版:227点
発売 : 2023年11月
ISBN : 9784894914087



新刊 刊行案内 (PDF)


こども主体のユニークなまちづくり!
高知市ではこどもだけが運営する仮想のまち「とさっ子タウン」が2009 年に誕生し、すでに14 年の実績があり、これは、ミュンヘン市(ドイツ)の「ミニ・ミュンヘン」を参考に構築されたもの。またこどもが自らの意思でまちづくり活動を提案し、その審査もこども審査員が行い採択されて予算がつくと、その提案をこどもたち自身が実践するという「こうちこどもファンド」も2012 年に開始され、すでに12年を迎えている。本書ではこどもの権利実現のための先進都市である高知市の取り組みを紹介するとともに、高知市が参考にしてきたドイツのミュンヘン市の取り組みも同時に紹介。高知市とミュンヘン市のこども主体のユニークなまちづくりが、日本各地のこどものまちづくりへの参考となる格好の一冊! (卯月盛夫「はしがき」より)

本書を推薦!
早稲田大学名誉教授・喜多明人
本書の取り組みに刺激を受けて、各地のミニ・シティ(こどものまち)が、" 地域の将来をかけた"まちづくりに発展していくことを期待したい。

映画監督・安藤桃子
「こどもたちのビジョンは、未来へのフィルムだ。私たちはそれを照らす灯りとならなければ。優しく照らそう、こどもビジョン。まず、私から。

【主要目次】
刊行によせて                         岡﨑誠也
はしがき                           卯月盛夫
第Ⅰ章 ミュンヘン市におけるこどもと家族にやさしいまちづくり 
  1.ミュンヘン市のこども施策
  2.ミニ・ミュンヘン
  3.こども・青少年フォーラムの概要
  4.こどもの参画の取り組み
第Ⅱ章 ミュンヘン市の「こども・青少年フォーラム」提案内容の考察
  1.こどもによる提案内容の傾向
  2.公共交通利用料の値下げに関する提案の対応
  3.まちづくり提案の評価と今後の課題
第Ⅲ章 高知市における「こども主体のまちづくり」
  1.こどもたちが運営するまち「とさっ子タウン」
  2.「とさっ子タウン」の概要
  3.10年以上続けてきた成果
第Ⅳ章 「こうちこどもファンド」の概要
  1.「こうちこどもファンド」が生まれたワケ
  2.「こうちこどもファンド」のしくみ
  3.「こうちこどもファンド」と「こども・青少年フォーラム」の日独比較
第Ⅴ章 「こうちこどもファンド」によるこどもたちの活動
  1.「防災」がテーマの活動―「逃げ地図」づくりの取り組み
  2.「環境美化」がテーマの活動―「絶海(たるみ)池」クリーンアップ
  3.「食」がテーマの活動―「食のカタログ」づくりを通して地域とつながる
  4.「地域福祉」がテーマの活動―団地の空き地で育てた野菜で高齢者と交流
  5.現場ドキュメント「こどものチカラが地域を変えた!」―久重youth(わかもの)部会誕生までの軌跡(こどもも地域も変わった!)
第Ⅵ章 「こうちこどもファンド」10年の成果
  1.活動したこどもたちの成長
  2.サポートした大人たちの変化
  3.こども審査員の成長
  4.寄付をした企業などの思い
第Ⅶ章 こども・若者を次の舞台へ
  1.育ってきたこども・若者の受け皿づくり
  2.こどものまちづくり参加に関する考察
  3.今後の展開にむけて
参考資料
 1.「こうちこどもファンド」によるこどもたちの活動一覧
 2.今後に向けた「7つの提言」
あとがきにかえて                  畠中洋行 卯月盛夫
 
 

あるワーカーの生きざまから 福祉のさまざまな世界で生きて来て

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髙木博光 [著]

 

 

定価:本体1,300円+税
体裁 : A5判・並製、272頁
発売 : 2023年9月
ISBN : 978-4-89491-407-0



新刊 


95歳の著者が、「反貧困に人生をかけた記録」第2弾!1953年から生活保護ケースワーカーを経て、78歳で大学入学。ソーシアルワークの原点と言うべき本著は反貧困と平和を望む著者からの珠玉のメッセージ。

もくじ
2冊目のまえがきとして
Ⅰ.新聞・週刊誌への投稿 1959(昭和34)年~1963(同38)年
Ⅱ.ルポ 日本の社会保障とその背景 ケースワーカーの独白
Ⅲ.墨田区職員報「ひろば」
Ⅳ.東京都福祉事務所現業員協議会時代
Ⅴ.水色の傘
Ⅵ.公的扶助研究誌など① 1975(昭和50)年~2006(平成18)年
Ⅶ.78歳大学入学・卒業の顛末記
Ⅷ.公的扶助研究誌など② 2007(平成18)年~現在
Ⅸ.戦争と青春と私
Ⅹ.写真・スケッチなどの資料
あとがきにかえて
 
 

季刊公的扶助研究 第270号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2023年07月
ISBN:9784894914063



新刊 


【巻頭言】私と公扶研との出会い   ●明治学院大学 新保美香

《特集》自治体間の格差を考える
〇生活保護のルールを市民の手に    ●高千穂大学人間科学部 教授 大山典宏
〇生活保護ケースワーカーがソーシャルアクションをする意義について生活保護情報グループの活動から考察する
                          ●生活保護情報グループ 篠田侑子


・公扶研企画1 CW未経験だからこそ感じるSV業務の難しさとやりがい ●西宮市福祉事務所 査察指導員  山上明人
・公扶研企画2 織的運営管理とPDCAサイクルの推進         ●新潟大学 中村 健

追悼文  ・浦田先輩の歌  ●松崎喜良     ・追悼・笛木俊一先生  ●山田壮志郎

★教えて先輩! 22★ 杉並区の精神保健福祉支援プログラムについて  ●杉並福祉事務所 メンタルケア支援員 峯 徳子
◇連載:「健康管理支援事業」を考える 最終回   ●大阪医科薬科大学医学研究支援センター医療統計室 講師 西岡大輔

∮∮Cinema Review∮∮ 『ミッドナイトスワン』    ●尼崎市子どもの育ち支援センター 河村 健
【いのちのとりで裁判】生活保護基準の限りない相対化、底抜けを容認する判決     ●花園大学 吉永 純

ひといき  保護費の計算の推移   ●髙木博光
―であい―  様々な「であい」   ●桶川市子ども発達相談支援センター 平八重智之

◆新連載 生きづらさは病気・障害なのか    ●みつはし精神保健福祉士事務所 三橋淳子

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《世帯員の収入申告に関する指導指示に違反したとして行われた保護廃止処分が違法とされた事案(山口地裁令和4年10月19日判決(賃金と社会保障1821号9頁))》     ●筑紫女学園大学 髙木佳世子

◎活動紹介コーナー◎     ●全国公的扶助研究会 事務局長 石澤清光
Book Review *仁藤夢乃 編著  『当たり前の日常を手に入れるために』   ●静岡福祉大学 田中秀和
 
 

季刊公的扶助研究 第269号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2023年04月
ISBN:9784894914056



新刊 


【巻頭言】80年を生きてきて   ●NPO法人ぱっぷす 相談支援事業スーパーバイザー 宮本節子

《特集》制度の狭間で
〇ひきこもり支援現場から見る本質的な課題   ●特定非営利活動法人青少年自立援助センター 理事長 河野久忠
〇自殺の危機との向き合い方          ●福岡県社会福祉士会所属 木藤孝祐
〇全国公的扶助研究会オンラインセミナー<居住福祉> 住居は福祉の基盤
               ●1 社会福祉士・精神保健福祉士 常数英昭・2 大坂人間科学大学 石川久仁子


実施要領改正のすすめ②    ●南魚沼市福祉事務所 髙野正秀
小説  風花ひらり 後編   ●木曽ひかる

◇連載:「健康管理支援事業」を考える⑨   ●大阪医科薬科大学医学研究支援センター医療統計室 講師 西岡大輔

∮∮Cinema Review∮∮ 『不安の正体~精神障害者グループホームと地域~』    ●NPO法人大地の会 横山秀昭
▼障害福祉が目指すものと相談支援専門員の課題▼     ●都内自治体障害者福祉課 平井 勝

ひといき  年始に思うこと    ●年数だけベテランになってしまった長野のソーシャルワーカー
―であい―  取り返しのできないことまで    ●生活協同組合・さいたま高齢協 鈴木義広

◆なぜ学校教育に福祉が必要か    ●東京都ユースソーシャルワーカー(主任) 小林英義

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《生活保護世帯・若者の高卒後の就学支援を後押しする画期的判決(熊本地裁令和4年10月3日判決、賃金と社会保障1819号42頁)》      ●花園大学 吉永 純

Book Review *生活保護問題対策全国会議 編集  『外国人の生存権保障ガイドブック』
         ●横浜市松風学園入所支援第一係生活支援員 神谷秀明
 
 

季刊公的扶助研究 第268号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2023年01月
ISBN:9784894914049



新刊 


【巻頭言】マスク生活3年での想い    ●特別区社会福祉事業団 香川泰将

《特集》子ども・若者、女性支援の現状
〇神戸市における「こども・若者ケアラー」への支援について
                       ●神戸市福祉局政策課 こども・若者ケアラー支援担当課長  上田智也
〇道がなければ、つくればいい         ●一般社団法人おきなわ子ども未来ネットワーク 代表 山内優子
○市町村福祉事務所における家庭児童相談機能の検討  ●県立広島大学 田中聡子


小説  風花ひらり 前編

◇連載:「健康管理支援事業」を考える⑦  ●大阪医科薬科大学医学研究支援センター医療統計室 講師 西岡大輔

∮∮Cinema Review∮∮ 『乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録~』
                 ●横浜市松風学園入所支援第一係生活支援員、横浜キネマ倶楽部運営委員 神谷秀明

▼枠にとらわれない働き方、活動の日々に思うこと▼   ●みつはし精神保健福祉士事務所 三橋淳子
ひといき  1月    ●大和田佳世

―であい―  「であい」と「再会」に育まれたわが人生      ●静岡福祉医療専門学校 総合福祉学科長 磯野 博
★教えて先輩! 21★ 関係機関との連携について(認知症高齢者)  ●京都市上京保健福祉センター 生活福祉課 浦地 徹

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《「居住実態不明」、「失踪」による保護の安易な停廃止は許されない―①前橋地裁令和3年10月1日判決、②奈良県知事令和4年1月24日裁決を題材に》     ●筑紫女学園大学 髙木佳世子

◎活動紹介コーナー◎  2年連続オンライン開催の全国セミナー  ●全国セミナー実行委員 中村 健
Book Review *上間陽子 著  『海をあげる』   ●板橋区志村福祉事務所 永井紀子
 
 

生活・詩情建築家 谷口吉郎 ~白い雪片のように清冽な意匠心~

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仙田 満【監修】
松野高久【著】

 

 

定価:3520円(本体3200円+税)
体裁:A5判並製、図版(写真)349点 426頁
発行:2022年12月
ISBN:978-4-89491-391-2



新刊 


建築家谷口吉郎を文学的な視座から掘り下げる
 日本の近代建築を代表する谷口吉郎の建築論については、すでに多くの研究者によって出版されています。本書は日本の伝統文化と工業と文学、科学技術と環境など、詩的で美しい建築の谷口建築の源泉を探るものですが、谷口と昭和期の同時代を生きた多くの建築家、文学者や芸術家との交流について、膨大の文献資料を検証しその関係文献を要所、要所に配置しながら谷口吉郎の人物像を解き明かしていく点が秀逸です。
 建築家谷口吉郎をこれまでにない文学的な視座から掘り下げた新たな作家論であり評伝です。

【主要目次】
監修によせて―谷口吉郎研究室の思い出(仙田 満)
はじめに 谷口吉郎―古典から学ぶ「ユマニスト」・新古典主義建築家
第Ⅰ章 ヒューマニズムの「生活・詩情建築家」―日本には日本の家
第Ⅱ章 「ギリシャの教訓」―「アテネのパルテノン神殿」憧憬新刊
第Ⅲ章 科学(建築)と芸術(文学)の二元性―「両頭の蛇」的問題
第Ⅳ章 「茶の心」―千利休の影響
第Ⅴ章 「環境学的建築」―風圧・温度と室内気候
第Ⅵ章 「日本的なるもの」と「合一」―「民衆の造形物」
第Ⅶ章 「まとめ」―谷口吉郎・吉生による「日本性の普遍化」
おわりに 谷口の葬儀の「白い梅の花一輪」と臨終の謡曲「翁」
あとがき 清浄なる意匠心を次の世代に「花」として
引用参考文献─著書・論文リスト

著者からのアピール
 建築家・谷口吉郎(1904-1979年)の業績は、2019年に開館した「谷口吉郎・吉生金沢建築会館」に展示され、そして2014年に刊行した復刻新版の『谷口吉郎著作集』(淡交社)に谷口吉生により詳細に全作品が紹介されている。
 谷口はモダニズム建築から転じて「藤村記念館」(1947年)など、日本の風土に根ざした日本の近代建築を設計した人として建築史上の評価は高い。しかし死語40年を経た今日、日本の設計界の建築思潮は世界に共時的なデザインの影響により、「風土」とか「日本らしさ」はもはやその対象ではない。
 また、戦後の清貧思想による生活重視の建築は、「茶事」という芸術生活にしかなく、今では世界的な欧米建築と共にあり、その独自性を欠いている。このような時代に谷口が青少年時代を過ごした金沢での原体験と文学的な原点を記録することは重要である。しかし私は、先輩である仙田満先生とともに恩師である谷口吉郎先生を追慕するという建築家としての個人的な理由もある。東工大関係者のみならず、多くの皆様にご拝読を願います。
 
 

地域福祉論の生成と展開

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醍醐秀雄・著

 

 

定価:4950円(本体4500円+税10%)
体裁:A5判・並製・416頁
発売:2022年11月10日
ISBN:9784894914032



新刊 


社会福祉の到達点とも言える「地域福祉」の理念・概念がどのように生成し展開してきたのか、その軌跡を辿ることにより、地域福祉論の現時点における到達点と将来への展望を明らかにする。

目次
序 章 英国におけるコミュニティケアの生成
第一章 生成期の地域福祉論と地域福祉論の枠組
第二章 日本型福祉社会論への対峙と地域福祉論の新展開
第三章 福祉八法改正と在宅福祉の展開
第四章 介護保険・社会福祉基礎構造改革下の地域福祉論
第五章 地域包括ケアシステム論の展開
終 章 地域福祉の新たな展開に向けて
 
 

季刊公的扶助研究 第267号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2022年10月
ISBN:9784894914018



新刊 


【巻頭言】生活保護とケースワーク  ●立正大学 池谷秀登

《特集》地域を基盤とした連携
〇高齢期の貧困への社会的対応   ●筑紫女学園大学 川﨑孝明・納戸美佐子
〇医療と福祉の連携を推進する取り組み     ●元杉並区杉並福祉事務所 吉田恵一
○生活保護世帯の子ども・若者支援 ケースワーカーができること   ●杉並区杉並福祉事務所 林原理佳

〈小特集〉
○「25条+13条+9条」の公的扶助   ●佐久大学人間福祉学部 下村幸仁
○戦争と青春と私    ●東京福祉研究会顧問 髙木博光


ひといき  当時者の声から制度・政策へ  ●県立広島大学 田中聡子

◇連載:「健康管理支援事業」を考える⑥  ●大阪医科薬科大学医学研究支援センター医療統計室 講師 西岡大輔

∮∮Cinema Review∮∮ 『コリーニ事件』     ●ふじみ野市役所高齢福祉課 楢府憲太
            『グリーンブック』    ●NPO法人大地の会 横山秀昭

*コロナ下におけるホームレス問題*    ●特別区社会福祉事業団 香川泰将

―であい― 「福祉」との出会い    ●青木 俊

◆生活保護の実践に「ケース記録」はなぜ必要なのか◆  ●元福祉事務所査察指導員・ケースワーカー 長友祐三

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《外国人(特別永住者)の生活保護受給権を認めず、現行行政運用(通達等に基づく行政措置による事実上の保護)を追認した判決(最高裁第二小法廷平成26年7月18日判決、判例地方自治386号78頁、賃金と社会保障1622号30頁》
                             ●花園大学 吉永 純
◎活動紹介コーナー◎    ●喜多元哉
 
 

PHNブックレット22
第54回全国保健師活動研究会紙面集会学習資料
コロナ禍を通して保健師の公務労働を考える
~災害時や緊急時の超過勤務への対応・勤務形態や労働条件改善への課題~

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全国保健師活動研究会 企画・編集 山口 浩ほか著

定価:1650円(本体1500+税10%)
体裁:B5版・並製、84頁
発売:2022年7月15日
ISBN:9784894914001

 



新刊 PHN


《目 次》
『全国の職場の実態と国への請願の取り組み、保健師増員の状況』
         日本自治体労働組合総連合(自治労連) 公衆衛生部会 事務局長 山口 浩

コロナ禍で保健所は『災害状態』職場の実態と大阪府職労の取り組み
         大阪府関係職員労働組合 執行委員長 小松康則

保健所で労働運動を一からつくる ~労基署への告発・記者会見に至る過程とその後~
         自治労越谷市職員組合 組合員 越谷市保健所職員 齋藤知春

東京都・区の保健所の状況、保健所への応援体制と民間委託の問題
         江東区職員労働組合 執行委員長 城東相談所 保健師 山本民子

南相馬市の相双保健福祉事務所へのリエゾン活動報告       小野寺初枝

 

 

季刊公的扶助研究 第266号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2022年7月
ISBN:9784894913998



新刊 


【巻頭言】生活保護制度と「稼働能力」    ●筑紫女学園大学 池田和彦

《特集》利用者とともにあるために
〇依存症からの回復とその支援について考える  ●医療法人優なぎ会 雁の巣病院  精神保健福祉士  神谷直美 
〇回復の道を歩みはじめて  ●組坂真紀

◆ ケースワーク業務の外部委託化に関する報告書 ◆  ●全国公的扶助研究会事務局次長 中村 健

コロナ禍における子ども・家庭への影響  ●沖縄国際大学 教授

ひといき  出会いが人を変えていく  ●横浜市松風学園 入所支援第一係生活支援員 神谷秀明
◇連載:「健康管理支援事業」を考える⑤  ●大阪医科薬科大学医学研究支援センター医療統計室 講師 西岡大輔
∮∮Cinema Review∮∮ 『オレの記念日(ドキュメンタリー映画)』 ●全国公的扶助研究会・全国運営委員 渡辺 潤

小説  漂流・後編    ●木曽ひかる
―であい―  いま、ここにいます  ●神戸市垂水福祉事務所 衛藤 晃
★教えて先輩!⑳★ 利用者との関係・距離について  ●衛藤 晃・大和田佳世・前澤友紀・宮本絢加

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《医療移送費(通院交通費)の申請却下に対する審査請求を認容した裁決例(令和3年11月30日沖縄県知事裁決〔賃金と社会保障一八〇五号掲載予定〕)について》   ●筑紫女学園大学 髙木佳世子

速報 いのちのとりで裁判・熊本地裁(2022年5月25日判決)で原告勝訴!  ●花園大学 吉永 純

◎活動紹介コーナー◎
 2022年度 全国公的扶助研究会定期総会(オンライン開催)報告  ●全国公的扶助研究会事務局長 石澤清光
BookReview *岩田正美 著 『生活保護解体論』  ●桶川市子ども発達相談支援センター 平八重智之
 
 

季刊公的扶助研究 第265号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2022年4月
ISBN:9784894913974



新刊 


【巻頭言】あなたの心のエネルギータンクは大丈夫? ●NPO法人大地の会 横山秀昭

《特集》福岡と各地を結んで ~全国セミナーが問いかけたもの~
〇健康問題を軸に貧困問題を考える ●筑紫女学園大学 池田和彦
〇生活保護基準を争う裁判を手掛かりに生活保護政策の到達点を考える
                 ●生活保護問題対策全国会議代表幹事・鴨川法律事務所 弁護士 尾藤廣喜
○福祉専門職の在り方を考える①②  ●喜多元哉・林みな美
○漫画「健康で文化的な最低限度の生活」から学ぶケースワーク・福祉事務所のあり方
                 ●東京都板橋区板橋福祉事務所 横田 敏

ひといき  私と公的扶助  ●日本文理大学 田中秀和

◇連載:「健康管理支援事業」を考える④ ●大阪医科薬科大学研究支援センター医療統計室 助教 西岡大輔

∮∮Cinema Review∮∮ 『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』 ●尼崎市子どもの育ち支援センター 河村 健

小説  漂流・前編    ●木曽ひかる

―であい― 横浜市福祉事務所の方々との出会い  ●神奈川県内 市社会福祉協議会 飯島かんな

★教えて先輩!⑲★ よりよいケースワークのために  ●衛藤 晃・大和田佳世・前澤友紀・宮本絢加

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《母親(70歳代)の「引取扶養」の意向を理由に保護申請を却下した原処分を取消した裁決(奈良県知事令和3年12月14日裁決、総務省行政不服審査裁決検索データベース)》   ●花園大学 吉永 純

◎活動紹介コーナー◎ 生活保護担当者オンライン交流会について  ●西宮市福祉事務所 椿 拓也

BookReview
*池原毅和 編著 『障害者をめぐる法律相談ハンドブック』  ●NPO法人大地の会 横山秀昭
 
 

まちづくりプラットフォーム ~ヒト・カネ・バショのデザイン~

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まちづくりプラットフォーム研究会 [編]

 

卯月盛夫
杉崎和久、朝比奈ゆり、土井良浩、角屋ゆず、
藤倉智弘、肥山美奈子、市川徹、深江多美子

 

定価:本体1,200円+税
体裁:A5判・並製、132頁
発行:2022年3月
ISBN:9784894913981



新刊 


今日の地域課題を解決させていくには、それにふさわしい「ヒト」と「カネ」と
「バショ」の3つの要素を満たす「プラットフォーム」こそが必要である!


今やさまざまな領域で使われるプラットフォームという言葉。本書では住民の主体的なまちづくり活動を支える"土台"として、地域課題にむけて取り組む各地の事例からプラットフォームの機能・役割について検証。新たなまちづくりガイド本。

はじめに
序章 プラットフォームへの期待
地域を取り巻く状況/行政資源を活用したまちづくり支援/多様な主体が持つ資源を紡ぐ、まちづくりプラットフォーム
第1章 創造的なプラットフォームのポイント
プラットフォームの二層性/「ヒト」「カネ」「バショ」の3要素/【イラスト集】プラットフォームのバリエーション
第2章 プラットフォーム×ヒト ~プラットフォーム・マネージャーの役割~
組織も領域も横断する伴走型マネージャー/地域を歩いてつなぐ、アウトリーチ型マネージャー/隠された力を引き出すエンパワメント型マネージャー/自分から行動するマネージャーたち
第3章 プラットフォーム×カネ ~プラットフォームの課題解決力を高めるカネの力~
まちづくりに「カネ」を提供する仕組み/プラットフォームにおける「カネ」の役割
第4章プラットフォーム×バショ ~プラットフォームを効果的に機能させるバショづくりのヒント~
「バショ」を活かしたプラットフォームづくりの3つのケース/「バショ」を活かしたプラットフォームづくりのヒント/バショづくりのすすめ
第5章 プラットフォーム×会議の対話と協議の手法
プラットフォームの二層構造と課題が解決に至る過程/課題を把握する手法/課題を共有する手法/課題の解決策を協議する手法/課題の解決策を実施する・検証する手法
第6章 自治的コミュニティの構築へ
第一歩を踏み出すために/将来への展望
 
 

季刊公的扶助研究 第264号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 46頁
発行:2022年1月
ISBN:9784894913967



新刊 


【巻頭言】小規模福祉事務所での仕事づくり、職場づくりを考える ●南魚沼市福祉事務所 査察指導員 髙野正秀

《特集》コロナ禍で問われる公の役割
〇韓国と日本の生活保護行政の違いと特徴  ●大阪市立大学 五石敬路
〇なくそう! “不要”な“扶養照会” 現場からの報告  ●つくろい東京ファンドスタッフ 小林美穂子
〇支援の現場における自動車保有問題  ●NPO法人POPOLO 事務局長 鈴木和樹

ひといき  生活保護ケースワーカーの強み  ●尼崎市子どもの育ち支援センター 河村 健

◇連載:「健康管理支援事業」を考える③ ●大阪医科薬科大学研究支援センター医療統計室 助教 西岡大輔

∮∮Cinema Review∮∮ 『サンマデモクラシー』 ●NPO法人大地の会 横山秀昭

杉村 宏先生 追悼文  ●吉永 純 ●沼田崇子 ●衛藤 晃 ●渡辺 潤

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《更生保護法による応急の救護の措置を受けていても生活扶助が想定する生活需要が満たされていたとはいえなかったとして、生活扶助を削除する生活保護変更決定を違法とした判決》 ●筑紫女学園大学 髙木佳世子

■新コーナー■ ―であい― 「新人だったわたしへ会いに」  ●大田区役所 林みな美

連載 ケースワーク外部委託化の論点 その⑥
・中野区における生活保護ケースワーク業務の外部委託問題  ●東京・中野区議会議員(日本共産党) 浦野さとみ

※生活保護におけるケースワーク業務の外部委託に対する声明  ●日本ソーシャルワーカー連盟

◎活動紹介コーナー◎ 初の試み、オンライン開催の全国セミナー ●中村 健

編集委員会からのお知らせ

BookReview
*原作=瀬戸大作、企画・編集=平山昇・土田修
 『新型コロナ災害緊急アクション活動日誌 2020.4‐2021.3』  ●佐久大学 脇山園恵
 
 

季刊公的扶助研究 第263号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2021年10月
ISBN:9784894913943



新刊 


【巻頭言】公的扶助研究会とともに   ●京都市 林 直久

《特集》新型コロナ下における女性・滞日外国人の生活困窮(2)
〇コロナ禍の支援 ~都市部の一婦人相談員の視点から  ●婦人相談員
〇コロナ禍の滞日外国籍女性たち  ●公益財団法人日本キリスト教婦人矯風会  女性の家HELP 坂間治子

▼必読 「東京都生活保護運用事例集 2017(令和3年6月改訂版)」▼  ●NPO法人大地の会 横山秀昭

ひといき  編集委員になって~つながる縁~  ●編集委員 青木 俊

※生活扶助基準の更なる引き下げをもたらす生活保護・級地の見直し ●花園大学 吉永 純

∮∮Cinema Review∮∮『すばらしき世界』●横浜市松風学園入所支援第一係生活支援員、横浜キネマ倶楽部運営委員 神谷秀明

連載 生存権危機と新型コロナ⑤
・新型コロナ災害 押し寄せる生活の危機 ●新型コロナ災害緊急アクション 反貧困ネットワーク事務局長 瀬戸大作

*連載:「健康管理支援事業」を考える② ●大阪医科薬科大学研究支援センター医療統計室 助教 西岡大輔

ケース記録の書き方について(私論) ●京都市保健福祉局生活福祉課 森 宣秋

♪わたしの仕事♪  ●大阪狭山市福祉事務所 前澤友紀

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《重度障害者加算(1年6月分)とおむつ代(4年1月分)の不支給処分を取消した裁決(大阪府知事令和3年4月23日裁決)》 ●花園大学 吉永 純

連載 ケースワーク外部委託化の論点 その⑤
・生活保護面接相談員はなぜ非正規化するのか  ●公益財団法人地方自治総合研究所 研究員 上林陽治

◎活動紹介コーナー◎ 福祉労働研究会について ●京都市ケースワーカー 以元栄一

BookReview
*小山進次郎 著 『改訂増補 生活保護法の解釈と運用 復刻版』  ●西宮市福祉事務所 椿 拓也
*木曽ひかる 著『曠野の花』  ●元名古屋市生活保護ケースワーカー 小池直人
*稲葉 剛 著『貧困パンデミック』 ●全国公的扶助研究会副会長 渡辺 潤
 
 

若者からはじまる民主主義 ~スウェーデンの若者政策~

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両角達平 [著]

 

定価:2,200円(本体2,000+税10%)
体裁 : A5判・並製、200頁
発売 : 2021年8月15日
ISBN : 978-4-89491-393-6

正誤表

 


新刊

若者は社会の問題ではなく「リソース(資源)」である!
民主主義国家スウェーデンのロジックを「若者政策」を介して解き明かす。

両角達平
1988年長野県茅野市生まれ。静岡県立大学在学中より若者の社会参画について、ヨーロッパ(特にスウェーデン)の若者政策、ユースワークの視点から研究。専門領域は欧州の若者政策論、ユースワーク。2009年からは若者支援の活動も始動。2012年よりスウェーデンの首都ストックホルム大学に留学。新卒でドイツの若者政策の国際NGOであるYouth Policy Labsに勤務後、同大学教育学研究科 (国際比較教育専攻)修士課程を卒業。現在は非常勤講師、講演、執筆活動、北欧教育視察コーディネートなどに従事。
共訳書に『政治について話そう!―スウェーデンの学校における主権者教育の方法と考え方』(アルパカ、2020年)がある。
ブログ「Tatsumaru Times」 https://tatsumarutimes.com/

第1章 若者の国、スウェーデン
1 北欧最大の国、スウェーデン
2 スウェーデンの若者のリアル
3 社会を変えるスウェーデンの若者
4 スウェーデンの若者の投票率はなんと85%
第2章 若者団体
1 スウェーデンの若者の7割が参画する「若者団体」
2 社会に変化をもたらす若者協議会と全国若者協議会
3 13歳から参加できる「政党青年部」
4 趣味でつながる若者団体の運営は、民主主義の実践の機会
5 若者団体への助成金交付と民主主義の実現
第3章 教育政策と学校
1 スウェーデンの教育政策と学校
2 「給食のじゃがいもが硬い!」 が育む民主主義?
3 先生のいいなりはゴメン!生徒の権利を守る「生徒組合」
4 中・高生が投票するスウェーデンの模擬選挙「学校選挙」の秘訣
5 学校の使命は「民主主義を教えること」
第4章 ユースセンター
1 スウェーデンにおける若者の余暇政策と実践
2 ユースセンターで働く専門職「余暇リーダー」の職能
3 余暇活動が社会参画につながるとき
4 郊外の移民の街のユースセンター
5 若者の余暇の保障と意思決定の尊重
第5章 若者政策とその歴史
1 スウェーデンの若者政策の特徴
2 スウェーデン流!若者の声を確実にアドボカシーする3つの仕組み
3 スウェーデンにおける民主主義の歴史と若者政策実現への道のり
年表 スウェーデンの若者政策と主な出来事
第6章 スウェーデンの若者が社会参画する意味
1 なぜスウェーデンの若者は社会に参画するのか
2 若者の本質的な生き方を可能とする若者政策とは
3 日本の現場に欠けているたったひとつのこと、民主主義

装丁者 脊尾花野

担当者コメント
スウェーデンに住み、視察とインタビュー、インターンを重ねながら現場に入り込んで書き上げた一冊。ふんだんに掲載した写真がスウェーデンの<若者のリアル>を伝える。自らも<若者>である著者だからこそ、同世代の肌感覚を盛り込むことを可能とし、読む者にストレートに突き刺さる。

 
 

心理科学 第42巻 第1号

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【編集・発行】 心理科学研究会

 

定価 :1000円(税10%)
体裁 : B5判・並製、44頁
発売 : 2021年6月
ISBN : なし

 

 直接お問い合わせください


新刊


研究情報
前岡良汰・赤木和重
小学生は授業スタンダードをどのように捉えるのか-個人の権利意識の発達の観点から-

田中詔子
精神医療における心理療法についての一考察

大久保智生・加藤弘通・尾崎沙織・江村早紀
教師の学級経営が児童の学級適応に及ぼす影響
―学級経営スタイル尺度の作成と適合の良さ仮説の検証―

資料
小林幹子
心科研における遊び研究と心理臨床における遊びの接点
~2019年春集会「遊び・歴史」合同分科会の覚書~

心理科学研究会2020年終期研究集会概要

 
 

PHNブックレット21
第53回全国保健師活動研究会紙面集会学習資料
新型コロナ特集:日本の公衆衛生の現状と感染症の課題
~住民のいのち・くらしと保健師活動への提起~

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全国保健師活動研究会 企画・編集 岡部信彦ほか著

定価:1650円(本体1500+税10%)
体裁:B5版・並製、80頁
発売:2021年6月15日
ISBN:9784894913929

 



新刊 PHN

 全国保健師活動研究会は、横浜開催予定の第53回研究集会を紙面開催としました。このブックレットは、その集会の学習資料として、各分野の専門の先生方にご執筆頂いたものを、保健師の現場からの報告と合わせて、新型コロナ特集として発行しました。執筆者の方々からは、各専門分野から新型コロナ対策の基本的な考え方や具体策とあわせて、日本の公衆衛生の充実の重要性が示されています。

《目 次》
新型コロナウイルス感染症対策の基本
~基本的な感染症への理解が新型コロナウイルスに対する住民支援に結びつく~(岡部信彦)

公衆衛生の歴史と感染症対策、今改めて保健所の役割を考える
  ~生存権・健康権を保障する第一線の機関~(高鳥毛敏雄)6

公衆衛生学・産業衛生学・社会医学の視点でCOVID-19対策を考える(服部 真)

健康格差拡大と新型コロナパンデミック下の住民支援の課題
  ~社会疫学・社会予防医学の視点から~
            (東馬場要、河口謙二郎、井手一茂、飯塚玄明、近藤克則)

【紙面座談会】コロナ禍、人々の心の病や労働者の健康の実態は?保健師の現場の実態は?

 新型コロナウイルスと「心の病」(附:保健師のための、そして保健師に期待する10か条)(中澤正夫)
 コロナ禍の労働者の実態といのちと健康を守る課題(佐々木昭三)
 杉並区の新型コロナ感染症に対する対応(三浦いづみ)
 長崎市におけるコロナ禍での保健活動(吉峯悦子)

 

 

季刊公的扶助研究 第262号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2021年7月
ISBN:9784894913905



新刊 


【巻頭言】本来の制度運用を目指して連帯できる場に    ●筑紫女学園大学 髙木佳世子

《特集》新型コロナ下における女性・滞日外国人の生活困窮(1)
〇女性の声にならない声を可視化する第一歩
      ●一般社団法人 エープラス・女性による女性のための相談会実行委員 吉祥眞佐緒
〇東京都外国人新型コロナ生活相談センター(TOCOS・トコス)における在住外国人への対応と支援
      ●NPO法人国際活動市民中心 理事、行政書士、社会福祉士 青柳りつ子

日比野正興さん 追悼文 ●全国公的扶助研究会副会長 渡辺 潤
渡邉秀明さん  追悼文 ●全国公的扶助研究会副会長 衛藤 晃

▼公的扶助研究オンラインセミナー報告集▼
・コロナ禍の〈もやい〉の活動と拡がる「貧困」
・・120 分でわかる『生活保護手帳の読み方・使い方[第2版]』のポイント
・「どうする?どうなる?扶養照会」~扶養照会は百害あって一利なし? ~

連載 生存権危機と新型コロナ④
・生活福祉資金特例貸付と生活保護 ●佐久大学 脇山園恵

*新連載:「健康管理支援事業」を考える ●大阪医科薬科大学研究支援センター医療統計室 助教 西岡大輔

ひといき  いま、わたしにできること。  ●フードバンクぎふ・事務局 小池直人

★教えて先輩!⑰★精神疾患・障害を持っている方への支援(関係づくりの入り口に立つために)
                     ●神戸市垂水福祉事務所 衛藤 晃

◆令和3年3月31 日厚生労働省社会・援護局事務連絡「保護の実施機関における業務負担軽減に向けた方策について」へのコメント ●全国公的扶助研究会常任運営委員会

∮∮Cinema Review∮∮ 『あの日のオルガン』 ●ふじみ野市福祉事務所 楢府憲太

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《家族と同居していた障害者が単身生活を始め、生活保護の申請を行ったところ、申請を却下した原処分を取り消した二つの裁決》 ●花園大学 吉永 純

♪わたしの仕事♪  ●尼崎市子どもの育ち支援センター 河村 健

連載 ケースワーク外部委託化の論点 その④
・生活保護ケースワーク業務の委託化について考える
         ●羽曳野市福祉事務所 大阪府立大学客員研究員 社会福祉士 仲野浩司郎

◎活動紹介コーナー◎
     2021年度 全国公的扶助研究会定期総会(オンライン開催)報告 ●全国公的扶助研究会事務局長 石澤清光

BookReview
*上林陽治 著 『非正規公務員のリアル』  ●特定非営利活動法人 大地の会 横山秀昭
 
 

季刊公的扶助研究 第261号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:800円(10%税込)
体裁:B5判並製 48頁
発行:2021年4月
ISBN:9784894913882



新刊 


【巻頭言】ひとつしかない命    ●生活困窮者支援ボランティア 清水悦子

生活保護世帯の生活実態と向き合い、厚生労働大臣の基準引下げ処分を取消した大阪地裁判決(会長談話)
                           ●全国公的扶助研究会会長 吉永 純
《特集》所得格差は健康の格差へ
〇なぜ健康管理支援が必要か:資本概念からの考察  ●京都大学大学院 近藤尚己
〇被保護者健康管理支援事業の効果的な実施に向けて  ●大阪医科大学研究支援センター 西岡大輔

ひといき 公的扶助研究会の仲間に支えられて ●森 宣秋

公的扶助研究オンラインセミナー報告集
・オンラインセミナー版「初級学校」で5名の新規入会!
・「これからのよりよい支援のために~振り返りワークショップ~」
・オンラインセミナー、現場から生存権を守るために、第1回・第2回報告

速報! 扶養照会アンケート調査報告 ●新潟大学 中村 健

∮∮Cinema Review∮∮ 『オフィシャル・シークレット』 ●編集委員 渡辺 潤

連載 生存権危機と新型コロナ③
●金沢市での生活困窮者自立支援窓口の現状報告
●コロナ禍の福祉事務所は今

◆あなたの意見で制度が変わる! 実施要領改正のすすめ②◆  ●新潟大学 中村 健

♪わたしの仕事♪  ●仙台保健福祉事務所 小俣友紀

◇1年目の私が考える「ケース記録の書き方」について(私論)◇ ●横浜社会福祉研究会 池田勇太

【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《平成25(2013)年から平成27(2015)年にかけての生活扶助基準の減額改定について、厚生労働大臣の裁量権の逸脱又は濫用を認め、生活保護法3条、8条2項の規定に反し違法であるとして取消した判決》 ●花園大学 吉永 純

連載 ケースワーク外部委託化の論点 その③
・先行事例としての福岡市委託事業について  ●福岡市 木藤孝祐

◎活動紹介コーナー◎  ●北九州市子ども総合センター 中村知英

BookReview
*池谷秀登 著 『生活保護ケースワーカーのあなたへ』  ●編集委員 渡邉秀明
今、改めて「貧乏物語」、「第二貧乏物語」を読む  ●横山立夫
 
 

季刊公的扶助研究 第260号

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【編集・発行】全国公的扶助研究会

 

定価:本体727+税
体裁:B5判並製 48頁
発行:2021年1月
ISBN:9784894913875



新刊 


【巻頭言】事務局長としての思い  ●全国公的扶助研究会事務局長 石澤清光

《特集》生活困窮と就学支援の現状
〇堺市における進路相談の現状と取組について  ●堺市堺区役所堺保健福祉総合センター生活援護第二課 岡本真依
〇現場での就学支援の現状について  ●板橋区赤塚福祉事務所 池田恵利加
〇コロナ禍における大学生の生活状況と支援のしくみ  ●新潟県立大学 小澤 薫
○当事者と“元”当事者の間  ●会社員 岸野秀昭


ひといき 「トゥーヌイービ」と「チムグクル」と「ユイマール」(十本の指と優しさを大切にする心と支えあう心) ●かつや

連載 ケースワーク外部委託化の論点 その②
・外部委託化に関する各種報告  ●新潟大学 中村 健
・職場から考えるケースワーカーの仕事づくり  ●京都市南福祉事務所 森下千鶴子
・生活保護制度におけるケースワーク業務の外部委託化について  ●フォレスト倶楽部 鶴幸一郎
・令和元年12月23日閣議決定「生活保護におけるケースワーク業務の外部委託化」についての全国公的扶助研究会の見解と意見(経過報告含む)  ●全国公的扶助研究会

∮∮Cinema Review∮∮ 『パブリック 図書館の奇跡』 ●神谷秀明

♪わたしの仕事♪  ●北九州市子ども総合センター 中村知英

★教えて先輩!⑰★ 精神疾患・障害を持っている方への支援(関係づくりの入り口に立つために)
             ● 神戸市垂水福祉事務所 衛藤 晃
【生活保護判例・裁決紹介コーナー】
《未分割遺産に関し一時流用があった場合について、不正受給と認めなかった判決》 ●花園大学 吉永 純

◎活動紹介コーナー◎ 公的扶助オンラインセミナーを始めました! ●編集委員 渡邉秀明

連載 生存権危機と新型コロナ②
●都内A区における住居確保給付金の現状から見えてきた期限付き給付の問題と課題
●神戸市中央区におけるコロナ禍の住居確保給付金対応状況について(神戸市中央区生活支援課面接員 水谷哲也)

◆あなたの意見で制度が変わる! 実録、実施要領改正◆  ●新潟大学 中村 健

BookReview
*木下秀雄・吉永 純・嶋田佳広 編著 他 『判例 生活保護 わかる解説と判決全データ』  ●編集委員 渡辺 潤